空気に配慮した暮らし

空気環境に配慮した家を求める
明らかな理由があります。

起きている間も、眠っている間も、人は呼吸をし続けています。
人が一日に呼吸する量は14,400L。500mlのペットボトルに換算すると28,800本分に相当します。

 

 

また、私たちが一生涯で摂取する物質の割合をみると、飲食物よりも空気の方が圧倒的に多く、中でも「室内空気」は全体の57%を占めます [1] 。

 

 

にもかかわらず、現代の住宅は高気密。24時間換気が行われているとはいっても、毎日営まれる人間の生活によって、ニオイや湿気など様々な物質がこもりがちです。さらに、住宅建材に使われる化学樹脂からは、様々な種類の化学物質が揮発しており、たとえそれが微量であったとしても、住まいの空気質、そして住む人の健康に大きな影響を与えることがあります。

最近では、この化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康被害が指摘されており、よく耳にする「シックハウス症候群」もこの室内空気汚染が原因と考えることができます。WHO(世界保健機関)は「大気汚染」や「室内空気汚染」によって年間約300万人が死亡しており、このうちの280万人が「室内空気汚染」による死亡、残り20万人が「大気汚染」による死亡であると試算しています[2]。

シックハウス症候群以外にも、空気環境が良くないことで気管支炎喘息、アトピー性皮膚炎、化学物質過敏症などの病気が誘発されるとも言われており、これらの病気には、子供からお年寄りまで幅広い年齢層の人が苦しんでいます。

 

また、化学物質が人に与える影響は、一般に大人よりも成長期の子どもの方が大きいと考えられ、体重1kgあたりで比較すると、子どもは大人の2倍近くの化学物質を取り込んでいることになります[2]。

 

 

家族みんなが安心して暮らせる住まいを考えたとき、そこに、「空気環境に配慮した家」を求める理由があります。

 

  


[1] 村上周三「住まいと人体ー工学的観点からー」(臨床環境医学9:49~62, 2000)

[2]:CNN Environmental News Network, Air pollution kills but deaths can be prevented, August 30, 1999
http://cnn.com/NATURE/9908/30/air.pollution.enn/

[3] 東京都福祉保健局健康安全部環境保健課「化学物質の子供ガイドライン(室内空気編)」(2011)

 

 

資料請求はこちら

ページトップへ