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洗濯洗剤・柔軟剤・漂白剤の基礎知識

2022/11/07(月) すべて暮らす

ドラッグストアやスーパーにずらりと並ぶ洗濯洗剤や柔軟剤、漂白剤。なんとなく選んでいるかもしれませんが、その種類や正しい使い方を知ると、洗い上がりが変わるのはもちろん、部屋干しの際に気になる生乾き臭の対策にもつながります。どんなときに何を使えばいいのか、何が必要なのか、洗濯洗剤と柔軟剤、漂白剤の基礎知識を紹介します。

 

洗濯洗剤の種類と選び方

洗濯洗剤は大きく分けると、「粉末」「液体」「ジェルボール」の三種類があります。

この中で最も洗浄力が高いのは、粉末洗剤。皮脂汚れや食べこぼし、泥汚れなどの頑固な汚れもよく落とします。コストパフォーマンスがよいのも魅力。ただし、寒い時期は洗剤が溶け残り、洗濯物や洗濯槽が汚れて、部屋干しのニオイが発生しやすくなったり、カビの繁殖につながることがあるので、注意が必要です。溶け残りが気になるときには、お湯で溶かしてから加えたり、お湯を使って洗うといいでしょう。

ジェルボールは計量の手間がいらないことで注目されていますが、界面活性剤が多く含まれるため、洗浄力も粉末の次に高め。また、ジェルボールも液体洗剤も水に溶けやすく、すすぎの回数を減らすことができるため、洗濯時間を短縮でき、節水にもつながります。ただし、ジェルボールは洗濯の分量に関係なく、毎回1粒使用するため、洗濯一回当たりのコスパは高くなります。

さらに、液体洗剤の中には、おしゃれ着用洗剤と呼ばれるものがあります。一般的な洗濯洗剤と比べて、洗浄力は弱いものの素材を傷めにくいため、ウールやシルク、カシミヤなどの繊細な素材でも洗うことができます。

洗濯の時短を求めるなら、液体洗剤やジェルボールがおすすめです。洗濯の量に合わせて、使用する洗剤量を調整したいのであれば、液体洗剤か粉末洗剤が向いています。また、外遊びをする小さなお子さんがいたり、汗をかくことが多いという場合、洗濯の頻度が高くコスパをよくしたい場合には、粉末洗剤が向いています。また、自宅でセーターやジャケットなどを洗いたいという場合には、おしゃれ着用洗剤も用意しておきましょう。

 

柔軟剤の効果と使い方

柔軟剤には、衣類を柔らかく洗い上げ、静電気を防止する効果があります。また、商品によっては、消臭や防臭、洗濯でしわになりにくくなる効果、香りをつけるという特徴があるものもあります。

洗剤は洗うときに使われるものですが、柔軟剤はすすぎのときに使うもので、すすぎを二回するのであれば、二回目のすすぎで使われます。洗剤と柔軟剤は同時に使ってしまうと、どちらの効果も落ちてしまいます。洗濯機にはそれぞれの投入口があるので、間違えることは少ないと思いますが、手洗いをするときには、同時に使用しないよう注意してください。

最近は、柔軟剤入り洗剤も増えています。別々に用意する手間が省けて便利ですが、洗剤と柔軟剤それぞれを利用した場合と比べると、洗浄力も柔軟効果も弱くなります。ごく普通の汚れでは問題なく使用できますが、汚れがひどいときには洗剤と柔軟剤を別に入れて、洗濯することをおすすめします。

 

漂白剤の効果と使い方

漂白剤は、シミ汚れや黄ばみといった頑固な汚れや、生乾き臭などの嫌なニオイを落とす効果があります。「酸素系」「塩素系」「還元系」の三種類があります。

この中で色柄物にも使えて、通常の洗濯に使用できるのが酸素系漂白剤です。粉末と液体があり、粉末の方が漂白力が強いですが、その分素材を傷めることもあります。頑固な汚れをつけ置きするには粉末、シミなどの汚れに直接塗るには液体が便利です。すすぎのときに使用する柔軟剤とは違い、漂白剤は洗うときに洗剤と一緒に使います。

塩素系漂白剤は液体のみで、白物のシミを落とすことができます。漂白力が非常に強く、除菌力も高いですが、色柄物につけると、色素が抜けてしまうので、注意が必要です。真っ白で丈夫な素材以外には使用してはいけません。

同様に、還元系漂白剤も白物のみに使用でき、サビや血液などの汚れ、色移りをよく落とします。ただし、一般的な家庭の洗濯ではあまり使用されることが少ないので、常備しておく必要はないでしょう。

 


河野真希(家事アドバイザー)
https://www.kawano-maki.net/

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