取材・記事

もうニオわせないトイレの掃除術

2022/10/14(金) すべて暮らす

トイレはニオイが気になる場所です。「掃除をしているのに、どこからニオイが?」という場合は、思いがけない箇所がニオっていることも。トイレ掃除の基本とニオイ対策を紹介します。

 

トイレのニオイは、どこから?

トイレのニオイの原因はいくつかありますが、最も多いのが尿によるもの。男性が立って用を足すと、便器内だけでなく、床や壁にも飛び散ることがあります。また、座った場合でも便器のフチ裏や便座の裏に飛んだり、それが床までつたい漏れることがあるので、注意が必要です。便器や便座だけでなく、周辺の床や壁、特に便器と床の接合部は尿が染みこみ、カビや雑菌の発生に繋がることがあるので、ていねいに掃除をしておきたい場所です。

うっかり汚れを見落としやすいのが温水洗浄便座です。ノズルも汚れやすいですが、実は、脱臭フィルターがニオっていたということも。何年も掃除も交換もしたことがない場合は、汚れやニオイがひどいこともあります。取扱説明書を確認して、お手入れをしてください。なお、すべての温水洗浄便座についているわけではありません。

さらに、もうひとつニオイの原因になりやすいのがトイレブラシと、そのケースです。掃除で使ったトイレブラシを濡れたまま保管していると、雑菌やカビの温床になります。使い終わったトイレブラシは、塩素系漂白剤を溶かした水でつけ置きをし、しっかりと乾かしてからケースに戻します。この手間が面倒だと思うのであれば、使い捨てのブラシの方が衛生的です。使い捨てではない場合も、長くは使用せず、こまめに交換をすることをおすすめします。

 

トイレ掃除の手順

トイレは、拭き掃除が中心です。手順としては、汚れが軽いところから拭いていきます。使い捨ての掃除用シートを利用すると、衛生的です。

最初にドアやドアノブ、トイレットペーパーホルダー、ウォッシュレットのリモコン、手洗い場、棚や窓などのホコリや汚れを拭いていきます。

次に便器に取りかかりますが、トイレタンク→便器のフタ→便座→便器の中→便器の外側の順で拭いていきます。シートで拭くだけでは落ちない汚れには、中性洗剤を使います。また、それでも落ちない便器のフチ裏の頑固な汚れには、トイレ用の酸性洗剤、もしくは塩素系漂白剤が効果的です。汚れのある部分にトイレットペーパーを貼りつけ、その上から洗剤、もしくは漂白剤をかけて、時間を置くと、より汚れが落としやすくなります。

最後に、壁と床を拭き上げます。壁や床は一見汚れていなくても、便器並みに汚れていることも。腰の高さまではしっかり拭いておきましょう。すでにニオイが気になる場合は、アルコール除菌スプレーで拭いておくと、安心です。

 

トイレマットや便座カバーって必要?

トイレマットや便座カバー、フタカバーなどのトイレ用品があると、尿の飛び散りによる床の汚れや、足下や便座の冷えを防いだり、殺風景になりがちなトイレのインテリアを楽しむことができます。ただし、これらの布製品を使うなら、こまめな洗濯が欠かせません。お手入れなしで使い続けていると、尿や汗、ホコリなどによって雑菌やカビが繁殖し、嫌なニオイの原因となります。

トイレ用品をなくすと、掃除がしやすくなるというメリットがあります。布類があると、一度外してから掃除をしなければなりませんが、何もなければ、トイレを使ったついでに目についた汚れなどをさっと拭いておくことできます。ついてすぐの汚れであれば、シートでさっと拭くだけでも簡単に落とすことができ、それほど負担ではありません。

家庭によっては、トイレ用品は「あるのが当たり前」だと思っていることも。トイレ掃除の負担を減らしたい場合や、すでにトイレのニオイが気になっているという場合は、トイレ用品を減らしてみるというのもひとつの手です。

 


河野真希(家事アドバイザー)
https://www.kawano-maki.net/

記事一覧

1ページ (全2ページ中)

ページトップへ