「アトピー・喘息って実はヒスタミン体質?!気を付けたい生活のポイント」

2022/11/30(水) すべて

アトピーや喘息があると、生活の上でも色々気をつかう点が発生してくるかと思います。住環境に気を配る事もそうですが、身体を知って体質に合うケアをする事も重要になってきます。

実は、アトピーや喘息をお持ちの方は「ヒスタミン体質」である事が多いのです。今回はヒスタミン体質の方が気を付けたい生活のポイントをお話します。

 

アトピー・喘息とヒスタミン

ヒスタミン。聞きなれない言葉かもしれませんが、アトピーや喘息やアレルギーと深く関わっています。

ヒスタミンとは全身に存在するマスト細胞から分泌され、ウイルスや細菌やアレルゲンといった外敵を素早く取り除くという仕事をしてくれます。

このように、もともとは身体にとって味方の物質なのですが、アトピーや喘息症状などが出ている場合は体内のヒスタミンが過剰に多くなっている可能性が高いです。

ヒスタミンは痛みや痒みを引き起こす物質で、アトピーの痒みにも関わっており、喘息患者さんでは肺胞のヒスタミン濃度が高くなっていることが分かっています。

ヒスタミンは体内で分解されますが、分解ができやすい体質・できにくい体質があります。分解ができにくいとヒスタミンが身体にたまりやすく、痒みや喘息といった症状に繋がります。(アルコールの分解も強い弱いがあるのと同じですね)

 

ヒスタミンを考えた生活のポイント

1点目は、外からヒスタミンを入れない、という事が重要です。身体にヒスタミンが入ってくる経路は主に「食品」からですので、ヒスタミンの多い食品を避けると症状が落ち着くことがあります。

 ヒスタミンの多い食品や、体内でヒスタミンを増やすような食品にはこのようなものがあります。

 

卵、赤身魚(マグロ、さんま、カツオ、サバ、イワシ、ブリ)、発酵食品(チーズ、キムチ、納豆)、南国の食べ物(バナナ、マンゴー、チョコレート)、トマト、タケノコ、干物、燻製、缶詰、アルコールなど
 

身体に良いと言われているような物でも、実はヒスタミン体質の方には合わない物も沢山ありますので注意したいですね。卵や魚を避ける場合は、栄養不足にならないようしっかり他の種類のタンパク質や食品に置き換えて食べる事も忘れずに。

 

2点目は、自分の身体が反応しているアレルギー物質を身体に入れない、という事も重要です。

前述のとおり、アレルギー物質が身体に入ってくると身体を守るためにヒスタミンが分泌されます。そのため、病院で即時型アレルギーに反応している物質が何かを知っておき、アレルギー物質を入れない事が生活のポイントになります。

 

3点目は、しっかり栄養を取り、休息し、十分な睡眠をとる事です。ヒスタミンの分解をするには「ビタミン・ミネラル」が必須です。しっかり食事から栄養を摂取し、良質な睡眠と休息のとれる住環境で身体を回復させてあげることが大事です。

 

アトピー・喘息などヒスタミン体質かも?な方は、3つの生活のポイントに気を付けてみてくださいね。

 


立山貴美恵(カラダリビルド)
https://rebuild-is-uptoyou.tokyo/

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