エアプランツは土がいらない!?―空気が支える植物のヒミツ

2026/02/25(水) すべて空気と雑学

みなさんは観用植物の「エアプランツ」を知っていますか?
エアプランツは土がいらない不思議な植物で室内に吊るしたり、棚に飾るなど、インテリアとして手軽に楽しまれています。
でも、土がなくても生きていけるとはどういうことなのか気になりますよね。今回はそんなエアプランツのヒミツをご紹介します。

エアプランツって何?

エアプランツはチランジアとも呼ばれるパイナップルの仲間の植物です。
根の役割は一般的な植物とは少し違っていて、水や養分を吸い上げるためではなく、自然界で岩や樹木の幹などに自らの体を固定して着生するために使われています。 また、エアプランツの葉の表面にはトライコーム(毛状突起)と呼ばれる、微細な毛があります。このトライコームによって、空気中に含まれる水分を吸収することでエアプランツは育ちます。
つまり、エアプランツは”空気に含まれる水”を頼りに生きている植物ということですね。[1]

エアプランツと水と空気

“空気中に含まれる水分を吸収して育つ”とはいっても、エアプランツが自生している地域と日本とでは生育環境が異なりますよね。
そのため、水やりは必要で基本的には2種類の方法で水やりを行います。 1つは週に2回ほど霧吹きで葉全体に水を散布する「ミスティング」。もう1つは水分量が足りないときに水を張った器の中にエアプランツを浸す「ソーキング」です。
日頃のお手入れはミスティングで十分ですが、旅行や出張等で長期間、家を空けてしまったときはソーキングが効果的のようです。 しかし、水をたくさんやりすぎてしまうとエアプランツは水分過多で根腐れを起こしてしまうため、ミスティングは適量、ソーキング後はしっかり水切りをすることがポイントです。また、適量の水やりの後でも風通しが悪い場所へ置き続けると、葉の付け根に水が滞留し、傷みの原因にもなることも。窓を開けた換気の他、エアコンの弱い送風やサーキュレーターを使用するなどして気を循環し、エアプランツに付着した余分な水分を乾かすことも大切です。
エアプランツの寿命は育て始めてから4年半~6年程度のようなので湿気がこもりやすい梅雨の時期もしっかり空気を循環させて、エアプランツにとって理想的な生育環境を整え、できるだけ長く楽しみたいですね。[2]

エアプランツは贈り物に最適?

贈り物として花を選ぶ際に、各シーンにふさわしい花言葉から花を選ぶ方も多いのではないでしょうか?
エアプランツにも、”不屈”という花言葉があります。その由来は土がなくても空気中の水分を吸収し、たくましく育つ習性からつけられたのだそうです。”不屈”は苦難に負けないという意味の言葉であるため、目標に向かって努力している方への贈り物として最適ですね。 また、風水では葉の先端が尖っている見た目から邪気を払うものともいわれているのだとか。
エアプランツを窓の近くなど、外気が入りやすい場所に飾ることで悪い気を払って運気を高める効果も期待できるかもしれません。[2]

おわりに

空気を利用して生きる植物の姿は、身近な室内の空気が私たちにいかに大切なのかを教えてくれています。
エアプランツを部屋に迎え入れて育てることで、植物を飾るというよりも、空気の状態を意識するきっかけを暮らしの中に置いてくれることでしょう。
空気の状態の小さな変化に目を向けることで、私たちの生活空間そのものも、より心地よい環境へと整っていくのでないでしょうか。

空気科学住宅事務局


[1]株式会社ハースト婦人画報社|MODERNLIVING「エアプランツ初心者が知っておくべき育て方とおすすめの種類【専門家監修】」https://www.modernliving.jp/green-garden/green/a46793813/air-plants-care-2403/
[2]株式会社めぐみや|はなのわ「エア プランツはどんな植物?基本の育て方を知ろう」https://hananowa.info/flower-living/care/24232/

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