温室効果ガス(GHG)プロトコル

グリーン社会の実現に向けて、私たちは2050年迄に温室効果ガス※1排出量0を実現する必要があります。

空気科学住宅のシラス壁は、主原料であるシラスを焼成炉を用いず天日による乾燥にて使用、また、工場等の設備については環境への負荷を最小限とするため、近隣の農家の方々の納屋を使った独自の製造体制を確立する等、その責務を果たすために取り組んで参りました。

これらの取組みにより、現行商品のCO2排出量を開示すると共に、削減目標を設定することで、継続的な活動を行って参ります。

※1 温室効果ガス:英語では「GHG(Greenhouse Gas)」、地球の大気、および海水温度を上昇させる性質を持つ気体。

 

内装材「薩摩中霧島壁」㎡あたりのGHG排出量
2kg-CO₂/㎡

製造から廃棄までのCO2排出量を算定した所、原材料調達段階の排出が48%を占め、ライフサイクル全体におけるCO2排出量は2.0kg、他製品※2と比較して、環境負荷の非常に小さい製品となります。

 

※2 京都左官共同組合
  「調査研究実験結果による左官ガイドブック」引用
    荒壁土に聚楽土糊捏仕上げ 20kg-CO2/㎡

算定対象:薩摩中霧島壁SN-1
機能単位:㎡
算定範囲:製造(原料調達、生産)、流通(出荷)、廃棄
算定方法:活動量 弊社収集データによる
排出原単位:IDEA_V2.0及び算定・公表・報告制度の係数
輸送:原材料調達、トンキロ法(距離は弊社収集データより設定)
   出荷 トンキロ法(輸送シナリオ)
   廃棄 トンキロ法(輸送シナリオ)

 

外装材「スーパー白洲そとん壁W」㎡あたりのGHG排出量
5kg-CO₂/㎡

製造から廃棄までのCO2排出量を算定した所、原材料調達段階の排出が58%を占め、ライフサイクル全体におけるCO2排出量は5.0kg、他製品※3と比較して、環境負荷の非常に小さい製品となります。

 

※3  「一般財団法人 日本建築学会建築のLCA指針」引用
    押出成形セメント板 75kg-CO2/㎡

算定対象:スーパー白洲そとん壁W-121
機能単位:㎡
算定範囲:製造(原料調達、生産)、流通(出荷)、廃棄
算定方法:活動量 弊社収集データによる
排出原単位:IDEA_V2.0及び算定・公表・報告制度の係数
輸送:原材料調達、トンキロ法(距離は弊社収集データより設定)
   出荷 トンキロ法(輸送シナリオ)
   廃棄 トンキロ法(輸送シナリオ)

 

本資料は、弊社収集データに基づき株式会社ウェイストボックスにより算定された結果を公表しております。

 

GHG排出量削減目標

当社は、温室効果ガスの排出量の把握を目的に、自社活動における排出量を算定しました。
さらにサプライチェーン全体を把握したことで、今後の脱炭素社会への貢献へ繋げてまいります。

サプライチェーン全体のうち直接排出のScope1、間接排出であるScope2の自社活動での排出量ゼロに向け取り組んでまいります。




図1. Scope1,2,3とは


図2. 当社におけるScope1,2,3割合

 

  

再生可能エネルギー100%転換への取組み

当社が環境問題に取り組む行動としてSBT※4を2022年7月に取得し、気候変動問題等の地球環境課題へ積極的に取り組んでおります。
また、Scope1、2で使用している燃料や電気を再生可能エネルギー100%へ置換える事で、GHG排出量を毎年4.2%の削減(図3)を行い、2043年に排出量ゼロ達成を目指します。

※4 SBT:温室効果ガス削減に向け、パリ協定で決められた「地球温暖化による気温上昇を2℃未満に制限しよう」という目標の実現を目指す。

図3. 当社におけるGHG排出量削減目標

 

自社独自の環境保全活動

高千穂シラスでは、約30haの山林を所有し、Scope3※5により排出される温室効果ガス6208t-CO2e/年についても削減できるよう環境保全活動に取り組んでおります。

※5 Scope3:事業者自ら排出している温室効果ガスであるScope1、Scope2以外の事業者の活動に関連する他社の温室効果ガスの排出量。

弊社にて保有している山林では、30,000本の杉があります。

杉が1日に吸収するCO2は38gのため、年間416.1 t-CO2e/年のCO2排出量を弊社所有山林にて吸収しております。

 

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再生可能エネルギーへの切り替えについて

当社は 2030 年迄に、自社より排出される CO2(Scope1,2)を 42%削減、2043 年迄に排出量 0 を目指しております。

その手段として再生可能エネルギーの内、地熱及び水力発電の「再エネ ECO 極」への切り替えを 2023 年 4 月~実施しております。
日本は火山帯に位置するため、地熱利用は戦後早くから注目されていました。

本格的な地熱発電所は 1966 年に運転を開始し、現在では東北や九州を中心に展開。
総発電電力はまだ少ないものの、安定して発電ができる純国産エネルギーとして注目されています。

地熱は深さ数キロメートルの比較的浅いところに 1000℃前後のマグマ溜まりがあり、この熱が地中に浸透した天水などを加熱し、地熱貯留槽を形成することがあります。

このような地点において、地球内部の熱を直接エネルギー源として利用するのが地熱発電です。

               引用資料:経済産業省 資源エネルギー庁 HP

空気科学住宅のシラス壁は、地球のマグマであるシラスを原料として使い、マグマが生まれる過程にあるエネルギーを電力として製造することで、地球の恵みと共生し、グリーン社会の実現に向けて取り組んで参ります。

 

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SDGs達成に向けて

空気科学住宅は、2015年9月の国連サミットで合意された持続可能な世界を実現するための、2030年までの国際目標である17のゴール・169のターゲットから構成される「持続可能な開発目標(通称SDGs)」に対して、その理念に共感し、事業活動と社会貢献活動を通じて目標達成に貢献します。

私たちがめざす先は、SDGsが掲げる目標と同じであると考えています。空気科学住宅は、社会と企業の持続的な発展に向けて社会課題の解決に貢献しながら、世界が目標に掲げるSDGsの達成にチャレンジしていきます。

 

シラスは、地球の1,000℃を超えるマグマで自然素材です。 

 

 採掘したシラスは、太陽で天日干しです。

     

 

シラス壁製造の70%は、近隣農家の手作業です。

   

 

シラス壁の調湿・調温機能によって、室内空気環境を改善します。
さらに冷暖房効率がアップし省エネです。

   

 

シラス壁は無機素材を主原料とするため、
色の劣化・褪色がほとんどありません。

     

 

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