4.高耐久・長寿命効果
高耐久・長寿命
「シラス」は無機質の天然セラミック素材のため、紫外線や風雨による褪色・劣化がおきにくく、凍害・酸性雨・塩害など厳しい自然環境にも屈しない耐久性を維持します。さらに、防水性も劣化しにくいため、維持管理の費用と手間を大きく軽減します。古代ローマでは、「シラス」と同様の火山噴出物が古代コンクリートに使われていました。1900年もの時を経て今なお姿を残すローマ建築が、シラス外壁の耐久性を物語っています。
evidence
〈凍結融解抵抗性について〉
シラス外壁「スーパー白洲そとん壁W」にて-20°Cでの凍結融解(気中凍結気中融解)の繰り返し試験を行ったところ、80サイクルを経ても、ヒビ割れの発生などの外観の変化は見られませんでした。水が凍結する際には体積増加が起こりますが、シラス特有の多孔性による隙間が緩衝となり、壁材にかかる氷の膨張圧が低くなると考えられます。
〈ポゾラン反応について〉
コンクリートは経年劣化により、強度が低下することが知られておりますが、シラス外壁「スーパー白洲そとん壁W」は、強度が経年により増すことが示されています。施工後約11年の屋外暴露検体の曲げ強度は施工後4 週の検体の3.1倍でした。これは、シラスがポゾランとして働き、セメント中の水酸化カルシウムと反応してカルシウム・シリケート水和物が生成され、経年により強度が発現するためと考えられます。
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